柳沢正史教授は「睡眠とは何か」という現代の脳神経科学上の最大の謎に挑み、
ノーベル賞の有力候補者として注目を集めています。
今回は、柳沢正史さんの家族（妻・お子さん）について調査しました。
（映像：メ〜テレニュース）
柳沢正史教授：睡眠科学のパイオニア
（画像：筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構（IIIS））
柳沢正史（やなぎさわ まさし 1960年5月25日生まれ）教授は、睡眠研究の世界的権威です。
彼の研究は、私たちが睡眠を理解し、改善する方法に大きな影響を与えています。
柳沢正史さんは、東京都出身の医学博士で、筑波大学大学院で博士課程を修了し、その後、アメリカのテキサス大学ダラス校サウスウェスタン医療センターで教授を務めた経歴を持ちます。
現在は、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構の機構長を務めています。
柳沢正史さんはノーベル生理学・医学賞の有力候補
（映像：日テレNEWS）
柳沢正史さんは、神経からの信号を伝える物質である『オレキシン』が睡眠の調節に関与していることを発見し、突然の強い眠気に襲われる『ナルコレプシー』の原因を解明し、不眠症の治療薬の開発に寄与したことが称賛されました。
『オレキシン』は脳の視床下部で生成される神経刺激伝達物質で、睡眠、覚醒、食欲などに関与していることが明らかになっています。
特に、『ナルコレプシー』と呼ばれる突然の強い眠気と眠り込みに関連してオレキシンが関与していることが判明し、その治療薬の開発が進んでいます。
さらに、『オレキシン』の作用を抑制して不眠症を改善する薬も開発され、2014年以降、日本とアメリカで実用化されています。
これらの功績が評価され、柳沢さんは2003年にアメリカ科学アカデミーの会員に選出され、2016年には紫綬褒章を授与されました。
柳沢正史さんと妻・裕美さん、出会いは医学生時代…
柳沢正史さんと妻・裕美さんは、医学生時代に出会ったと言われています。
両者は同じ筑波大学の医学部に在籍しており、おそらく部活動やサークル、研究室などで交流があったと思われます。
結婚したのは柳沢正史さんが大学院2年生（当時26歳）、妻・裕美さんが大学院1年生（当時25歳）の時でした。
妻がクリスチャンの家庭に育ったことから、柳沢正史さんも彼女との関係を通じてクリスチャンになったとされています。
柳沢正史の妻・柳沢裕美教授：心臓を支える研究者
（画像：TSUKUBA JOURNAL）
柳沢教授の妻である裕美教授もまた、筑波大学で教鞭をとる優れた研究者です。
循環器系の専門家として、彼女の研究は多くの人々の健康に貢献しています。
柳沢プロジェクト
生存ダイナミクス研究センター内の6つのプロジェクトのうちの1つは、生物の生存戦略を理解することを目的としています。
このプロジェクトでは、細胞外環境応答研究が中心テーマとなっており、細胞とその周囲の環境との相互作用を理解することを目指しています。
特に、血管に焦点を当て、血管細胞が細胞外環境にどのように応答するか、そしてそれが大動脈瘤などの血管疾患の発生メカニズムにどのように関与するかを解明することに取り組んでいます。
柳沢正史の長女・美緒：アメリカで活躍する乳腺外科医
（画像：Piedmont Physicians）
柳沢家の長女・美緒は、アメリカで乳腺外科医として活躍しています。
彼女の手術技術と医療への貢献は、多くの患者さんの命を救っています。
柳沢美緒医学博士は、女性の健康問題に対する関心から乳腺外科を専門とすることを決意。
彼女はプリンストン大学時代から女性問題に関するアウトリーチ活動（チームを組んで必要な支援）を行い、テキサス大学サウスウェスタンメディカルセンターでの医学部時代からその焦点は女性の健康問題に向けられた。
UCデイビス・メディカル・センターで一般外科の研修医として働いた後、女性たちの困難な状況を支援するために乳腺外科を選択した。
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柳沢正史の次女・絵里の選んだ道：海外での生活
柳沢家の次女・絵里は、アメリカに在住しており、彼女の具体的な職業や活動については詳細が不明ですが、国際的な経験を積んでいることは間違いありません。
柳沢正史の三女・仁菜(にな)の情熱：獣医師としての道
三女・仁菜(にな)は獣医師としてのキャリアを築いており、動物たちの健康と福祉に貢献しています。
VCAエンシナ動物医療センター勤務。
彼女の献身的な仕事は、多くのペットとその家族に喜びをもたらしています。
柳沢家のルーツ：医学と工学の融合
柳沢教授の父親もまた医師であり、工学部出身のエンジニアから医学部に転向した経歴を持っています。
この家族のルーツは、医学と工学の融合による革新的な思考を生み出しています。
柳沢教授が小学生の頃、作文で「将来の夢は研究者」と書いたそうです。
自分でもその理由は覚えていないようですが、幼い頃からずっと研究者に憧れていたと述べています。
そのため、医学部に入学したのは臨床医を目指したからではない。
医学部を選んだのは、医師である父の言葉がきっかけだった。
柳沢教授の父はもともと工学部出身のエンジニアであり、その後医学部に入学して医師になった経歴を持っています。
学部を選ぶ際に、父から「これからは生物学、特に分子生物学が注目される時代だ。生物学はいろいろな学部で学べるが、医学部では人間を対象とした幅広い生物学的知識が得られる。」と助言を受けました。
