今回は、若手天才ピアニストとして注目されている藤田真央さんについて、モーツァルトやコンサートの予定をご紹介します。
(画像:Japan Arts Corporation)
藤田真央(ふじた まお 1998年11月28日生まれ)さん、性別は男性です。
藤田真央 モーツァルトについて
藤田真央は広範なレパートリーを持ち、
特にモーツァルトのピアノ・ソナタにおいて優れた技術を発揮しています。
2022年には、ソニー・クラシカルからモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲をリリースしました。
藤田真央の演奏リストには、モーツァルト、ベートーヴェン、プロコフィエフ、三善晃などが含まれています。
藤田真央はモーツァルトについて、
モーツァルトの音楽の変化に富んだ特徴や、人を驚かせることを好む嗜好、楽曲のバランス感覚などに対し高い評価をしています。
また、藤田真央自身が特に好きなモーツァルトのピアノ作品としては、第15番ヘ長調 K.533/494を挙げています。
藤田真央 コンサート 2024
藤田真央 プロフィール
3歳からピアノを始め、17歳まで松山山優香さんと松山元さんに師事し、
小学生の時に全日本学生音楽コンクール・小学生の部で優勝。
野島稔さんに後に師事することになります。
2013年に初めてのリサイタルを開催し、以降、国内外の多くの音楽祭やオーケストラと共演しています。
2017年にはクララ・ハスキル国際ピアノコンクールで第1位を受賞し、「青年批評家賞」「聴衆賞」「現代曲賞」の特別賞も受賞しました。
2019年にはチャイコフスキー国際コンクールで第2位を受賞し、世界的な注目を集めました。
藤田真央さんは、自然体で奏でられる繊細かつヴィルトゥオーゾを持ち合わせた唯一無二の美しい音色が高く評価され、
また、ジャズやロックなど多方面に通じたジャズ出身のキリル・ゲルシュタインさんに師事しています。
2021年には世界最高高峰の音楽祭と言われるヴェルビエ音楽祭で、モーツァルトのピアノ・ソナタ全曲を演奏するほか、ヴェルビエ祝祭管弦楽団とも初共演も果たしました。
2023年1月にはカーネギー・ホールでソロ・リサイタルデビュー。
観客の過半数がアメリカ人のなか、藤田は黒いスモックに身を包み、穏やかな笑顔を浮かべながらステージに登場すると、
飄々とした雰囲気でピアノに向かい、椅子に座る。
最初の曲はモーツァルトの「デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲」。
続いて演奏されたのは、モーツァルトの「ピアノソナタニ長調」、
リストの「バラード第2番」。
インターミッションを挟んで、ブラームスの「主題と変奏ニ短調」、クララ・シューマンの「3つのロマンス、作品21」、
そして最後にロベルト・シューマンの「ピアノソナタ第2番」が披露されました。
観客からは熱狂的な拍手と歓声が送られ、再び登場した藤田は、モーツァルトの「ピアノソナタハ長調K.545」など3曲のアンコールで観客に応えました。
藤田真央さんは、「自分が好きな音楽を自由に表現したい」という思いからピアニストとして活動しています。
「人々が笑顔になれるような音楽を作りたい」という想いも持っています。
彼の才能や情熱は素晴らしいですね。あなたもぜひ彼の演奏を聴いてみてください。