2016年1月・9月放送の『メイドインジャパン!』(TBS):海外在住者が故郷への帰省時に、日本独自の逸品を選んで家族へ贈る心温まるバラエティ番組で話題となった当時12歳のリナちゃんを覚えている方もいると思います。
2024年現在、『嵐莉菜』としてモデル、女優として活躍しています。その彼女のルーツや家族について書きます。
(映像:LoneWolf Shayu)
嵐莉菜さんはハーフでなくクォーター!
嵐莉菜(あらし りな、本名:リナ・カーフィザデー 2004年5月3日生まれ)さんは、イラン、イラク、ロシア、ドイツ、日本という多様な5か国の文化的背景を持つ、新世代のアイコンです。
彼女の家族は、5か国の異なる文化の架け橋となっており、その多様性が嵐莉菜さんの個性と魅力を形作っています。
嵐莉菜さんの父親がイラン、イラク、ロシアにルーツを持ち、彼女のお母さんがドイツ人と日本人のハーフであるため、嵐莉菜さんはクォーターと言えます。
彼女は多文化的な背景を持つことになります。
嵐莉菜:ViViモデルから女優への軌跡
2019年に稲川素子事務所からテンカラットへの移籍にともない、本名のリナ・カーフィザデーから『嵐莉菜』に改名しました。
彼女の新しい姓「嵐」は、父アラシ・カーフィザデー氏の名前にちなんで名付けられました。
これを契機に、嵐莉菜さんのエンターテイメントの道が展開し始めます。
嵐莉菜さんは、『ミスiD2020』でのグランプリと『ViVi賞』の受賞し、
2020年5月号のファッション雑誌『ViVi』(講談社)にて、「カラーコンシャスな春の装い」という特集でモデルを務め、その号で『ViVi』デビュー。
2020年5月23日 7月号からは『ViVi』の専属モデルとして活躍しています。
2022年5月6日主演映画『マイスモールランド』での在日クルド人の少女:チョーラク・サーリャ 役の演技が高く評価され、『第47回報知映画賞 新人賞』はじめ、6冠受賞したことで、女優として彼女の名前は一躍有名になりました。
(映像:maidigitv)
この快挙は、嵐莉菜さんの演技力だけでなく、映画のメッセージが多くの観客に共感を呼んだ結果でもあります。
今後の活躍が期待される若手女優の一人として、彼女のキャリアはこれからも注目されていくでしょう。
モデル業だけでなく、女優としてもその才能を開花させていますね。
また日本作品が受賞するのは初めてです。
ミスiD(miss iD)は、講談社が主催するオーディションプロジェクト。
見た目やジャンル、ジェンダーロールにとらわれない多様な女性のロールモデルを発掘することが目的。
このプロジェクトは、従来のグラビアアイドルの枠を超え、個性豊かな女性たちをサポートし、新しい時代のアイコンとして彼女たちを世に送り出すことを目指しています。
嵐莉菜さんの5人家族との絆
(映像:maidigitv)
嵐莉菜さんの家族構成は、父母、弟、妹の5人家族です。
父親がイラン、イラク、ロシアにルーツを持ち、母親が日本人とドイツ人のハーフであることから、彼女は5ヶ国の血を引いています。
家族は、映画『マイスモールランド』で共演するなど、彼女のキャリアを支える重要な存在です。
この映画の中で、嵐莉菜さんが演じたサーリャの家族(父、妹、弟)は嵐さんの実の家族です。
父:アラシ・カーフィザデー
妹:リリ・カーフィザデー(2007年11月14日生まれ)
弟:リオン・カーフィザデー(2014年3月3日生まれ)
母:ジャニーン・カーフィザデー
お父さんのアラシ・カーフィザデーさんは、貿易関係の仕事をされ、外国人タレントとしても活躍されています。現在は日本の国籍をお持ちです。(元イラン国籍)
お母さんのジャニーン・カーフィザデーさんは、翻訳の仕事をされています。
嵐莉菜さんは多文化を生きる若者の象徴
(映像:ViVi channel)
嵐莉菜さんは、多文化を生きる若者の象徴として、多くの人々にインスピレーションを与えています。
彼女の活動は、国籍や文化の枠を超え、世界中の若者に夢と希望を与えるメッセージとなり、
今後もモデルや女優としての活動を通じて、多文化の理解と受容の架け橋となることでしょう。嵐莉菜さんの今後の活躍から目が離せません。