テラス囲いは、自宅のベランダにプライベートな空間を作ることができる魅力的なリフォームです
が、気になるのは費用や固定資産税の問題ではないでしょうか?
この記事では、テラス囲いのメリットやデメリット、費用相場や工期、そして固定資産税の有無や計算方法などについて、詳しく解説していきます。テラス囲いのリフォームで失敗しないためにも、ぜひ参考にしてください。
🪑テラス囲いとは、プライベートな空間を作り上げること
テラス囲いとは、テラスの床・屋根・囲いの3つのパーツを組み合わせたものです。
もともと床だけの「テラス」、テラスが濡れないようにするための「テラス屋根」がありますが、さらに周囲を覆うことによってプライベートな空間を作り上げるのが「テラス囲い」の役割です。
テラス囲いは、外気や風雨から遮断された空間として判断されると、固定資産税の対象となる可能性があります。
そのため、テラス囲いの設置を検討している方は、事前に自治体に相談しておくことが大切です。
🧺テラス囲いのメリット
テラス囲いには、以下のようなメリットがあります。
- 開放的な雰囲気がある
- 洗濯物を干せる
- 土台の基礎工事がいらない
- 費用が安い
- 工期が短い
テラス囲いは、自宅のベランダに「半プライベート」の空間ができ、プライバシーを守りつつも開放的な雰囲気を味わうことができます。
庭を見ながらご飯を食べたり、読書をしてのんびり過ごしたりと、自宅にいながらアウトドアのような感覚も楽しめるでしょう。
また、テラス囲いは、雨の日でも洗濯物を干すことができます。
特に梅雨のように雨が多い時期には、コインランドリーなどを利用する必要もなく、節約にもつながるでしょう。
テラス囲いの設置には、土台を固める基礎工事が必要ありません。
そのため、費用も安く抑えられ、工期も短く済みます。
最短1日でも設置できるため、普段は仕事や家事が忙しいという方でも、まとまった休みを確保する必要はありません。
🌧️テラス囲いのデメリット
一方で、テラス囲いには、以下のようなデメリットもあります。
- 豪雨の際に水が入ってくる可能性がある
- 夏は暑く、冬は寒くなりやすい
- 雨の音が気になることがある
テラス囲いは、気密性や水密性が完璧ではありません。
そのため、よほど強い雨でない限り水が入ってくることは考えにくいですが、夏の暖気や冬の寒気はダイレクトに影響を受けるため、冷風機やストーブを設置するなど何かしらの対処が必要となってきます。
また、テラス囲いは、雨の音が気になることがあります。
屋根の素材によっては、雨の音が響きやすくなり、うるさく感じることもあるでしょう。
雨の音が好きな方にとっては、癒しの効果もあるかもしれませんが、苦手な方にとっては、ストレスになる可能性もあります。
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🕋テラス囲いに固定資産税はかかるの?
テラス囲いに固定資産税がかかるかどうかは、お住まいの地域の自治体の判断によります。
言い換えると、たとえ全く同じテラス囲いだったとしても、自治体によって固定資産税の対象になるケースとならないケースがあるのです。
判断の基準は、テラス囲いが外気から遮断された屋内の空間であるかどうかです。
サンルームなら100%固定資産税の対象になりますが、テラス囲いが対象になるかはケースバイケースです。
固定資産税がかかれば長期的な支払いが必要となるため、施工前にカタログなどを持参して役所の固定資産税課にあらかじめ聞いておくと安心でしょう。
またこの際に、併せて確認しておきたいのが建ぺい率 (敷地に占める建物の割合)。建ぺい率は30〜80%の間で地域ごとに定められています。
何も考えずにテラス囲いを設置すると、後になってから建ぺい率オーバーが判明することで様々なデメリットが生じますので、違反がないよう必ず事前に確認してください。
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📏テラス囲いの費用相場と費用を下げるコツ
テラス囲いの費用相場は、約30〜50万円です。
家の大きさや素材選びにもよってオーバーすることもありますが、シンプルな構造なら基本的に30〜50万円の範囲内に収めることができます。
テラス囲いの縦・横のサイズでは、それぞれ「間」・「尺」という単位が使われます。1間=約180cm、1尺=約30cmにあたるため、それぞれの大きさをcmに換算すると下記のとおりとなります。
テラス囲いの費用は、このサイズによって変わります。
一般的には、縦・横のサイズが大きくなればなるほど、費用も高くなります。
また、屋根や囲いの素材によっても費用は異なります。
テラス囲いの費用を下げるコツは、以下のようなものがあります。
- 複数の業者から見積もりを取る
- シーズンオフやキャンペーン期間を狙う
- 素材やデザインをシンプルにする
- DIYで工事をする
⚒️テラス囲いの費用は、業者によって大きく異なります。
そのため、複数の業者から見積もりを取って比較することで、最安値の業者を見つけることができます。
また、シーズンオフやキャンペーン期間に依頼することで、割引や特典を受けることができます。シーズンオフは、冬や梅雨の時期がおすすめです。
キャンペーン期間は、業者のホームページやチラシなどで確認することができます。
🎨素材やデザインをシンプルにすることも、費用を下げるコツです。
例えば、屋根や囲いの色を白や黒などのベーシックなものにすると、オプション料金がかからない場合があります。
また、屋根や囲いの形を直線的なものにすると、曲線的なものよりも工事が簡単になり、工賃が安くなる場合があります。
👷DIYで工事をすることも、費用を下げるコツです。
テラス囲いは、基礎工事がいらないため、比較的簡単に自分で設置することができます。
ただし、DIYで工事をする場合は、以下の点に注意してください。
- 設計や計測を正確に行う
- 必要な工具や材料を揃える
- 安全対策を徹底する
- 許可や申請が必要な場合は行う
設計や計測を正確に行うことは、テラス囲いの見栄えや機能性に大きく影響します。
そのため、テラスのサイズや形状、屋根や囲いの角度や高さなどをしっかりと測って、設計図を作成することが重要です。
また、必要な工具や材料を揃えることも、工事のスムーズさや品質に大きく影響します。
そのため、事前に必要なものをリストアップして、ホームセンターやネットショップなどで購入することが重要です。
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安全対策を徹底することは、自分や家族の怪我を防ぐために必須です。
そのため、作業服や手袋、メガネ、マスクなどの保護具を着用することや、電動工具やはさみなどの危険なものを子供の手の届かないところに置くことなどを心がけることが重要です。
また、高いところで作業する場合は、脚立や足場をしっかりと固定することや、落下物に注意することなどを心がけることが重要です。
許可や申請が必要な場合は行うことは、法律や規制に違反しないために必須です。
そのため、テラス囲いの設置に関して、自治体や管理組合などに確認して、必要な手続きを行うことが重要です。
特に、固定資産税や建ぺい率に関しては、事前に相談しておくことが大切です。
🔑まとめ
テラス囲いは、自宅のベランダにプライベートな空間を作ることができる魅力的なリフォームですが、費用や固定資産税の問題に注意する必要があります。
この記事では、テラス囲いのメリットやデメリット、費用相場や工期、固定資産税の有無や計算方法などについて、詳しく解説しました。
テラス囲いのリフォームで失敗しないためにも、ぜひ参考にしてください。