「マヤ鉄道」、それはメキシコのユカタン半島を1周する巨大プロジェクト。
総延長1500キロ以上にわたり、観光地と文化を結ぶ新たな一歩が15日に踏み出されました。
果たして、これはメキシコにとって、どのような未来をもたらすのか?!
15日、カンペチェからカンクンまでを結ぶ473キロが一部開業し、ロイター通信によれば総事業費は驚異の280億ドル。
大統領はこれを「偉大な公共事業」と強調した。マヤ鉄道の沿線にはリゾート地やマヤ文明の遺跡が広がり、新たな雇用と観光客の増加が期待されています。
しかし、背後には環境問題への懸念が立ちはだかります。
自然が壊されることで生じる生態系の分断や生物学的な劣化に対し、先住民や環境保護活動家、反政府ゲリラまでが反対の姿勢を示し、25件の訴訟が起こされました。
大統領はプロジェクトを「国家安全保障」に関わると宣言するなど、対立が激化しています。
メキシコ政府は来年2月下旬には全線を開通させる計画だが、地元住民の一部は「鉄道はここを通らない!」と強く主張する。
一方で、国内最大級の熱帯雨林保護区を拡大するなど環境への配慮もアピールしています。
果たして、この巨大プロジェクトはメキシコにとって歓迎される未来を拓くのか、それとも環境との葛藤を抱える結末を迎えるのか。
一挙一動が注目される「マヤ鉄道」の行く末に、世界が注目しています!