羊たちとともに

このブログでは、私の気づいたことや興味を持ったものを紹介しています。 皆さんと一緒に楽しい時間を過ごせたら嬉しいです。 よろしくお願いします。

Awich(エイウィッチ) 夫との死別までの人生【悲しみと希望】

今日はラッパーのAwich(エイウィッチ 1986年12月16日 生まれ)さんについて書きたいと思います。

 

(画像:Awich)

本名:浦崎亜希子(うらさき あきこ)

芸名の『Awich』は『亜希子』を置き換え略したもの。

亜:Asian 希:Wish 子:Child

Awichさんは沖縄出身の女性ラッパーで、2020年ユニバーサルミュージックからメジャーデビューしました。

彼女の音楽は力強く、感情豊かで、多くの人に共感や勇気を与えています。

しかし、彼女の人生は決して平坦ではありませんでした。

今回は、彼女の地元沖縄の高校時代から夫との死別までの壮絶な人生を振り返りたいと思います。

Awich 昭和薬科大学付属高校での学生時代

Awichさんは小学4年生から英会話教室に通い、海外のヒップホップから生きた英語を学びました。

中学生の頃には、スチャダラパーBOSEに憧れてラップを始めました。

出身高校は昭和薬科大学附属高等学校・中学校

昭和薬科大学の唯一の附属校。
太平洋戦争による沖縄県の被害に心を砕き、
教育を通じた人材育成で沖縄の復興・発展に貢献するため、
1986年には附属中学校を開校、2003年からは中高完全一貫教育校に移行。
沖縄県内では進学校として知られている。

 

昭和薬科大学附属高校在学中は、ミズーリ州『Glendale school』への留学経験もあります。

また高校在学中、すでに沖縄のラップシーンに参加し、自分の音楽を発表し続けました。

『楽天カード会員様限定 楽天モバイル初めてお申し込みで20,000ポイントプレゼント』キャンペーン

Awich アメリカでの結婚と出産

Awichさんは高校卒業後に、ビジネスを学ぶためアメリカのアトランタに渡りました。

彼女は、アトランタ・メトロポリタン・カレッジ(Atlanta Metropolitan College)ジョージア州にある2年制大学へ入学しています。

そこで、彼女は14歳年上の男性と出会い、恋に落ちました。

彼はプッシャーと呼ばれる麻薬の密売人で、自由奔放な生き方をしていましたが、

彼との間に娘を妊娠したAwichさんは、

その後、彼が刑務所から出所した3日後に、娘を出産しました、2008年のことです。

娘の名前はTouomi jah’mira(トヨミ・ジャミラ)といいます。

その後、起業やマーケティングを学ぶためインディアナポリス大学(University of Indianapolis)に入学します。

Awich 失った愛を音楽に込め、夫の言葉が導く新たな一歩

Awichさんは、夫と娘とともに幸せな家庭を築こうとしていましたが、その夢は突然絶たれました。

2011年6月、夫は仲間とのいさかいで銃で撃たれて死亡しました。

Awichさんは、一時帰国で日本にいたときに、その悲報を聞かされました。

彼女はショックと悲しみに打ちひしがれましたが、失意の底からはい上がるきっかけとなったのは、愛する人からの言葉でした。

死にたいと思っていたどん底の時期、歌への愛情が救いとなり、「歌を死ぬ気でやってみよう」という決意を固めた。
夫の励ましも力になり、いつも言っていた「歌うことを続けて」という言葉が背中を押してくれた。
父の言葉も重要で、ふさぎ込んでいた時に「沖縄の人は大切な仲間や家族を失っても前を向いて生きてきた」との言葉で目が覚め、新たなスタートを切ることができた。

 

彼女は日本に帰国し、本格的な音楽活動を再開しました。

 

2017年YENTOWN(ヒップホップクルー ヒップホップレーベル)に所属。

彼女は夫の死を乗り越えるために、音楽にすべてを…

2018年『BEAT』『HEART』EPを配信。

その音楽は自分の体験や感情を率直に歌詞に綴り、多くの人の心に響き…

2020年7月15日、シングル『Shook Shook』(ユニバーサルミュージックジャパン)を発表し、メジャーデビュー。

2022年3月4日公開 映画『永遠の1分。』でヒロイン・麗子役 初出演。主題歌『One Day』も手がける。

 

Awichさんは、音楽を通して自分の想いを表現し、希望を持ち続けました。

彼女は今でも夫のことを忘れずに、娘とともに前を向いて生きています。

彼女の音楽は、彼女の人生そのものです。

彼女の音楽を聴くと、彼女の悲しみや喜び、怒りや愛、すべてが伝わってきます。

彼女の音楽は、私たちにも何かを伝えてくれるのではないでしょうか。

彼女の音楽を聴いて、彼女の人生に共感してみてください。

きっと、あなたの心にも…