熊本地震から7年、阿蘇市の阿蘇神社が復興工事を終え、国の重要文化財である「楼門」が完成に向けて進んでいます。
その節目を記念し、神社は感動的なプロジェクトに取り組みました。
倒壊した拝殿の古材を再利用し、特別な御朱印帳を作成したのです。
拝殿の古い材木を原料にした和紙を使用したこの御朱印帳は、製紙から製本に至るまでの工程が手間暇かかりました。
しかし、その苦労の甲斐あってか、中面は古材を使った生成り色の和紙で、表紙と外袋は天草ヒノキの間伐材からつくられた木糸生地で覆われています。
最大46カ所の御朱印が押され、手に取った瞬間に感じる和紙の滑らかな手触りと墨書の美しさはまさに感動的です。
この特別な御朱印帳は、一般向けに1500冊が8千円で販売されます。
予約はオンラインで神社のホームページから受け付けており、数量限定のため早期の申し込みがおすすめです。
申し込みは12月6日午後9時まで、発送対応はされず、8〜24日に神社で直接受け取り可能な人に限られます。
神職の内村泰彰さんは「多くのかたが祈りをささげてきた拝殿の古材で作った御朱印帳です。ぜひ手に取ってもらい、そうした思いを感じ取ってもらいたい」と喜びを語っています。
阿蘇神社の復興を象徴するこの特別な御朱印帳は、復興の歩みと祈りが込められた感動の一冊。
阿蘇神社への思いを込めて、ぜひこの機会に手に入れてみてはいかがでしょうか。