今回は、フジテレビ所属のアナウンサー藤本万梨乃（ふじもと まりの 1995年10月30日生）さんがよく受ける質問の一つ、『医師免許は持っているのか？』について書きます。
（映像：めざましテレビチャンネル）
藤本万梨乃アナ：『医師免許』を持っていません
（画像：smartFLASH）
まず、藤本万梨乃さんは東京大学の医学部を卒業していますが、医師免許はありません。
なぜなら、藤本さんが進学したのは医学部の医学科ではなく、健康総合学科という学科だからです。
健康総合学科は4年制で、「健康科学」を基盤として、基礎生命科学、社会行動健康科学、看護科学などを包括的に学び、国際的に活躍できる「健康科学」分野の専門家を育成することを目指しています。
医師国家試験の受験資格は、『医学部医学科』の卒業が必要です。
そのため、藤本さんは医師免許を取得することができません。
健康総合学科を選んだ理由【建前】
では、なぜ藤本万梨乃さんは医師になる学科ではなく、健康総合学科に進んだのでしょうか。
それは、藤本さんが
『心理学や予防医学など、人がどうやって健康でいられるかに興味があったからです。』と述べています。
藤本さんは、人の健康に関わる仕事に就きたいと思うようになったんですね。
健康総合学科を選んだ理由【本音】
選んだ理由については、
「3類（理科3類）は医師を目指す人向けですが、私は血液などに苦手意識があるため避けたかったです。
一方、2類（理科2類）は農学、薬学、コミュニケーション学や心理学、バイオ学など、理系の中で選択肢が広いと感じましたので。」と振り返りました。
※ 1類（理科1類）は理学部や工学部志望。
学生は2年生の夏に進学希望の学部を提出し、その後、教養学部在籍中の成績を基にして、各学部志望者の中で成績の優秀な順に進学先が内定していきます。
なぜアナウンサーになったのか？
では、なぜ藤本万梨乃さんは健康に関する職業ではなく、アナウンサーになったのでしょうか。
それは、大学生活の中で、メディアに関わる経験をしたことがきっかけでした。
藤本さんは大学在学中、『non-no』の読者モデルや『AbemaNews』（AbemaTV）のキャスターなどの仕事をしていました。
また、藤本アナが大学受験のための勉強（一浪）の合間に楽しんでいたのはバラエティー番組でした。
東大に入学した当初、彼女は
「テレビが大好きで、バラエティー番組の制作をやりたいと思っています」と述べています。
そして、大きな転機となったのが、自身がテレビに出演したことでした。
彼女はこう語ります。
「学生時代にテレビ番組に出演する機会をいただき、出演するのも楽しいと感じるようになっていきました。自分に自信を持ちたかった私にとって、テレビに出演していることは本当に驚きの出来事でした」
藤本万梨乃さんは、自分の学んだ健康に関する知識や考え方を、メディアを通して伝えることができたら、と思うようになりました。
そこで、藤本さんはアナウンサーを目指すことを決めました。
