松山ケンイチさんと小雪さんは、芸能界でも注目される8歳差の夫婦です。
二人の馴れ初めから結婚、そして3人の子供たちとの北海道での暮らしについて紹介します。
松山ケンイチと小雪:映画共演がきっかけで始まった二人の愛
松山ケンイチ(まつやま けんいち 1985年3月5日生)さんと小雪(こゆき 1976年12月18日生)さんの出会いは、2008年に公開された松山ケンイチ主演映画『カムイ外伝』です。
当時、小雪さんは松山より8歳年上ですが、松山が結婚を視野に入れて交際を申し込んだ際、
「あなたみたいなヒヨッ子に大丈夫なの?」と何度も断っていたそうです。
しかし、松山さんは熱意あるアプローチを続け、ついに二人の交際がスタートします。
(松山さん)「必死にアプローチしました。自分にとって大切で必要な存在だと感じた」と語り、その情熱的なアプローチが結婚へと繋がったそうです。
松山ケンイチと小雪:8歳差を乗り越えた結婚
2011年4月1日、二人は結婚を発表。
単独での結婚会見で松山さんは、小雪の魅力について「まっすぐで裏表がなく、ストレートにものを言うかっこよさ」と語り、小雪さんも松山の「田舎者っぽさや面白さ」を魅力と感じていると笑顔で答えています。
年齢差についても気にすることなく、松山は「経験や価値観の違いを補い合い、学び合える関係」と前向きに捉え、
年齢差がむしろ関係を深める要因であることを明かしました。
このように、お互いの違いを尊重し合う姿勢は、とても理想的な夫婦の形と言えるのではないでしょうか。
年齢差や価値観の違いは時に壁になることもありますが、それを乗り越え、お互いにとって学びの多い関係を築いている様子は、多くの人にとって希望を与える存在だと感じます。
また、小雪さんのかっこよさや松山さんの柔軟さが家庭の基盤を支えているのだと思うと、この夫婦の絆の強さに感心させられます。
松山ケンイチと小雪:3人の子供と自然豊かな暮らし
松山ケンイチさんと小雪さんには、現在3人の子供がいます。
長男は2012年生まれ、長女は2013年生まれ、次男は2015年生まれです。
家族は2018年から東京と北海道の二拠点生活を始め、北海道では農業や自給自足の生活を取り入れています。
松山さんは、17歳で俳優デビューを果たし、上京後は東京で暮らしていましたが、仕事と家を往復する単調な生活に疑問を感じるようになります。
野菜作りや動物の世話、地域の祭りへの参加など、やりたいことは「東京ではなく自然の中で実現したい」と考え、都会の生活だけでは自分が枯渇してしまうのではないかという危機感を抱いていたと言います。
俳優として新たな経験を積み、常に新鮮な自分でいるために、東京での仕事と地方での生活を両立させるライフスタイルを選択。
妻ともよく話し合った結果、1年の半分を東京、もう半分を田舎で過ごす現在の二拠点生活を始めました。
この決断には、自身の価値観と俳優としての成長を見据えた強い思いが込められています。
ビニールハウスでトマト作り
松山さん一家はビニールハウスを借りて本格的に農業に取り組んでいます。
そのきっかけは、トマト農家さんが作ったトマトジュースに感動し、それを撮影現場に差し入れたいと思ったことでした。
収穫したトマトは生食はもちろん、トマトジュースとして現場に差し入れると、疲れたスタッフが元気になる様子に大きな喜びを感じたそうです。
また、ジュースにできないトマトは小雪さんがトマトソースに加工し、家族の食卓を豊かにしています。
さらに、地元の農家さんからもさまざまなお裾分けをもらい、川魚の唐揚げなども楽しんでいるとのこと。釣り名人から川魚をいただくこともあり、食材には困らない充実した生活を送っています。(『TOKIOカケル』2023年)
小雪さんは、「一から育てる過程を学ぶことが良い経験になっていて、子どもたちにも協力してもらっています。
時には文句を言われることもありますが、それも良い思い出として心に残るのではないかと思っています」と、子育てについて語りました。(『土スタ』NHK 2024年)
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松山ケンイチと小雪:子育てで重視する日本の伝統と自由
小雪さんは、子供たちの食事に日本の伝統的な食文化を取り入れています。
小雪さんは、自身の母が家族の健康を考えて取り入れていた発芽発酵玄米や伝統的な日本食の影響を受け、自分の子どもたちの食事にもそれを実践しています。
母の食事で強い体を作ってもらった経験から、玄米や梅干し、みそ汁などを日常的に取り入れた食生活を心がけており、そのおかげで子どもたちも丈夫に育ち、健康的な生活をサポートしています。(『ハナマルキTV』2022年)
また、小雪さんは受験を強制せず、公立校で自分の意思を尊重した学びを選べる環境を作り、「うちは受験はしません」と述べています。
(小雪さん)「子供がやりたいかどうかに基づいて、受験のメリットとデメリットを説明し、やりたいと思った時に受験するのが良いと考え、
勉強を強制するのではなく、子供たちが自主的に学ぶことを重視しています。
子供たちは勉強が好きではありませんが、学校を休んだ後のテストで58点を取って、『休んだのに58点も取れたんだよ』とポジティブに考えることができ、明るく育っています。」(『毎日キレイ』)
松山ケンイチと小雪:夫婦の絆を深める支え合い
松山さんは、家庭内での役割分担を重視し、「できるだけ妻を笑わせたい」と考えて家庭の雰囲気作りにも努めています。
松山さんは、撮影などの仕事のために東京に単身赴任しており、自由な時間を持つことができるため、妻にも同じような時間が必要だと考えています。
そのため、小雪さんが東京で仕事をしている間、松山さんが子どもたちと家で過ごす時期もあります。
夫婦でお互いに余裕がなくなり、イライラして一触即発の危機になることもありますが、松山さんはそのような時に妻を笑わせるために子どもたちを使って笑わせるようにしています。
また、松山さんは東京では自分が子ども時代を過ごしていないため、子どもたちがどのように感じているのか全くわからなかったと話しています。
田舎で育てたほうが子どもたちの感覚や感じていることを理解しやすいと考えています。
さらに、自分も田舎でやりたいことがたくさんあり、農業や釣りなどを子どもたちと一緒に楽しみたいと考えています。(『TOKIOカケル』2023年)
松山ケンイチさんと小雪さんの夫婦生活は、8歳差を乗り越えた絆や家族との自然豊かな時間を大切にする姿勢が、多くの人に感動を与えます。
都会と地方の二拠点生活を通じて、子供たちにも学びと豊かな経験を提供するその選択は、現代社会での新しい家族の在り方を示しているように感じます。
これからも、二人とその家族が描く心温まる物語に注目していきたいですね。