相模原市とNECは、自治体業務における生成AIの活用に関する実証実験を開始しました。この実証実験では、NECが開発した生成AI「NotebookLM」を活用し、
市民からの問い合わせや要望に対する回答文や文書作成などの業務を効率化することを目指しています。
「NotebookLM」とは、文章や画像などを自動生成するAI
生成AI「NotebookLM」とは、利用者の指示に基づいて文章や画像などを自動生成するAIの一つです。
NECが開発した「NotebookLM」は、約130億パラメーターを持つ大規模な言語モデルであり、日本語処理能力や文章読解力が高い特徴があります。
また、「NotebookLM」は、専門的な業務に適応させるために個別チューニングやナレッジグラフの活用が可能です。
検証の内容と目的
具体的には、相模原市とNECは2023年10月19日に協定を締結し、11月から相模原市役所の一部の部門で生成AI「NotebookLM」を活用した検証を行います。
この検証では、市民からの問い合わせや要望に対する回答文や文書作成などの業務を効率化することを目指し、例規や庁内QAの探索の効率化、職員の業務プロセス改善、問題解決などのユースケースを検討します。
おわりに
この取り組みは、自治体が国産の生成AIを活用する全国初の事例であり、行政事務でより効率的に生成AIを活用するための挑戦です。
相模原市とNECは、今後も協力してこのプロジェクトを推進し、自治体業務の効率化とサービス向上に貢献していくことでしょう。