
最初の印象は「最悪」。
そんな出会いから始まった倍賞千恵子さんと作曲家・小六禮次郎さんの関係は、音楽を通じて深まっていきました。
意見がぶつかりながらも信頼を育み、やがて夫婦に。
今回は、二人の馴れ初めや結婚の裏側、子供を持たない理由まで紹介します。
(映像:松竹チャンネル/SHOCHIKUch)
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倍賞千恵子と現在の夫・小六禮次郎との馴れ初め:音楽が結んだ縁
倍賞千恵子(ばいしょう ちえこ 1941年6月29日生)さんの現在の夫は、作曲家の小六禮次郎(ころく れいじろう (1949年12月13日生)さんです。
小六さんは東京藝術大学作曲科を卒業し、映画音楽やテレビドラマ、舞台など幅広いジャンルで活躍してきた実力派の作曲家です。
そんな二人が出会ったのは、1985年に行われた倍賞千恵子さんのリサイタルの打ち合わせ。
当時、映画中心だった倍賞さんは歌手としての活動にも力を入れ始めており、音楽を通じて小六さんと知り合いました。
倍賞千恵子と現在の夫・小六禮次郎との馴れ初め:第一印象は「最悪」だった?意外な馴れ初め
倍賞千恵子さんは、「私の履歴書」の中で、夫・小六禮次郎さんの第一印象を「最悪だった」と語っています。
倍賞千恵子さんが新たな音楽パートナーを探していた際、仕事で関わりのあったボニージャックスに相談したところ、紹介されたのが夫・小六禮次郎さん。
打ち合わせでは、倍賞さんの要望に小六さんは黙って頷くだけだったそうです。
その後、倍賞さんが仕上がった譜面を見ると、原曲の雰囲気が全く残っておらず、「どこで歌い出したらいいか分からない」と驚かされるほど難しい曲に変わっていました。
倍賞さんが「歌えない」と伝えると、小六さんは怒って反論。
プロ意識は高いが言い方がきつく、倍賞さんも自分の伝え方を反省しつつ「お互いさま」と感じたそうです。
最終的には、倍賞さんが譲る形で曲を修正してもらいましたが、「この人とはもう二度と仕事しない」と思っていたそうです。
しかしその後、不思議なことに舞台やコンサートでたびたび顔を合わせるようになり、倍賞さんも「これも何かの縁か」と受け入れていきます。
そして仕事を重ねるうちに、意外にも相性が良いと感じ始めました。
小六さんはどこか不思議な人物で、忙しさのせいか常に空腹そうで、おにぎりやパンを頬張りながらリハーサルに臨んでいたそうです。
酒屋のようなジャンパーを着てバイクで稽古場に現れる姿も印象的でした。
テキパキと指示を出しては、飄々と帰っていくその様子に、次第に倍賞さんは親しみを感じるようになりました。
理論派の小六さんと、感覚で動く倍賞さん。
ときに意見がぶつかることはありましたが、同じ音楽を共有する中で、自然と距離が縮まっていったのです。
「よく見ると柴犬のような可愛らしさもある」と語るほど、小六さんへの印象は大きく変わっていきました。
音楽という共通の言語を持ち、お互いの感性や価値観を深く理解し合えるようになり、次第に特別な存在となっていきました。
初対面で意見が食い違い、感情的なやり取りになったことは一見ネガティブに思えますが、逆に本音でぶつかり合えたからこそ、後に信頼関係が生まれたのではないかと感じます。
お互いにプロとして妥協せず、率直に自分の意見を伝えたことで、相手の本質や仕事への姿勢が見えたのでしょう。
こうした衝突が、むしろ深い理解と絆のきっかけになることもあるのだと、あらためて思わされます。
倍賞千恵子と現在の夫・小六禮次郎との馴れ初め:再婚へ 1993年に夫婦となった二人
倍賞千恵子さんと夫・小六禮次郎さんの交際は1980年代後半から始まり、約7年間にわたるお付き合いの末、1993年2月8日に結婚。
当時、倍賞千恵子さんは52歳、小六禮次郎さんは44歳でした。
二人とも一度離婚を経験しており、再婚という形でのスタートでした。
共通の価値観や自然体でいられる関係性が、結婚を決意した大きな理由だったようです。
倍賞千恵子と現在の夫・小六禮次郎との馴れ初め:不倫略奪婚⁉
倍賞千恵子さんと夫・小六禮次郎さんの結婚が「不倫略奪婚」と報じられた背景には、交際開始当時の状況が関係しています。
1986年頃、倍賞さんと小六さんが交際を始めた際、小六さんには妻子がいたとされています。その後、小六さんは前妻と離婚し、1993年に倍賞さんと再婚。
そのため、当時の報道では「略奪婚」との見方が広まりました。
当時の報道はセンセーショナルなものでしたが、現在の二人の関係を見ると、音楽を通じて深い絆を育んできたことが伺えます。
出会った頃の誤解や衝突を乗り越え、信頼関係を築いたことが、長年にわたる円満な夫婦生活の基盤となっているのかもしれません。
倍賞千恵子と現在の夫・小六禮次郎:子供はいないが、二人だけの穏やかな暮らし
倍賞さんの最初の結婚(俳優の小宮健吾さん)も短期間で終わり、女優として多忙だったこと、そして再婚時の年齢的なこともあり、子供を持つ選択はされませんでした。
その代わり、二人は1993年の結婚から30年以上、穏やかで円満な夫婦生活を送っています。
東京都内の自宅と北海道野付郡別海町の別荘を行き来する二拠点生活を楽しみ、
特に倍賞千恵子さんのコンサートでは小六禮次郎さんがピアノ伴奏を務めるなど、公私ともにパートナーとして信頼し合っているのが印象的です。
倍賞千恵子と現在の夫・小六禮次郎:日常の挨拶やスキンシップが円満の秘訣
倍賞千恵子さんは夫婦円満の秘訣として、「何気ない日常の言葉や触れ合いを大切にしている」と語っています。
「おはよう」「ありがとう」といった簡単な挨拶や、手をつなぐといった小さなスキンシップが、夫婦の関係を長く続ける鍵になっているようです。
小六さんもまた、倍賞さんのステージでピアノを演奏するなど、夫婦で音楽を通じて心を通わせています。
倍賞千恵子の前夫・小宮健吾との結婚と離婚
倍賞千恵子さんは、1976年に俳優の小宮健吾(当時は小宮守)さんと結婚しました。
当時は舞台「屋根の上のバイオリン弾き」での共演がきっかけで、婚約会見まで開かれるなど話題になりました。
しかしこの結婚は4年ほどで終わりを迎え、1980年に離婚。
原因としては、俳優としての立場の違いや収入格差などが影響したと言われています。
※小宮健吾さんは倍賞千恵子さんより格下の俳優だったとされ、この「格差婚」が二人の関係に影響を与えた可能性があります。
倍賞千恵子:家族も有名人ぞろい 倍賞家のつながり
倍賞千恵子さんは、5人兄弟姉妹の次女です。
姉の節子さん、妹で女優の倍賞美津子さん、弟は日産自動車硬式野球部元監督の倍賞明さん、さらにもう一人の弟の倍賞鉄夫さんはプロレス団体の新日本プロレスでリングアナウンサーを務めていたという華やかな家系です。
特に妹の倍賞美津子さんは、かつてプロレスラーのアントニオ猪木さんと結婚していたことでも知られ、倍賞家は芸能界やスポーツ界に縁の深い家族と言えるでしょう。
まとめ 倍賞千恵子と現在の夫・小六禮次郎:音楽が導いた二人の人生
最初は誤解と衝突から始まった倍賞千恵子さんと夫・小六禮次郎さんの関係。
しかし、音楽という共通の情熱を通じて信頼を築き、夫婦となってから30年以上もの時を共に歩んできました。
子供という形ではなく、“夫婦二人で完結する愛の形”を貫いているのが、彼らの自然体で穏やかな暮らしぶりから伝わってきます。
互いを尊重し合いながら、公私ともにパートナーとして人生を奏でる——
そんな倍賞さん夫妻の姿は、現代においても多くの人の心に響く“理想の夫婦像”かもしれません。
これからも音楽とともに歩み続ける二人の未来に、静かな祝福を送りたいですね。
